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埼玉県立和光国際高等学校
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since Dec.13, 2010
2学期始業式講話
校長室より:2学期始業式講話                            
   
        

          

 
 
平成25年度第2学期
始業式講話
 

記録的な暑さと各地で豪雨の夏休みでしたが、みんなは元気に過ごしてくれたことと思います。1学期の終業式で話したとおり、夏休みという期間は、自分の生活を自分で計画し、自分を向上させることのできる、すばらしい、しかし厳しい時間でした。
 
この夏、3年生の約半数が、勉強合宿で勉強漬けの時間を過ごして、本格的に受験勉強の体制を作り始めました。イギリス、オーストラリア、ベトナムに派遣された生徒諸君は、外国でしか体験できない有意義な時間を過ごしました。部活の練習や合宿で自分を鍛えた人も多いでしょうし、ボランティア活動などで、普段できない貴重な時間を持てた人いたでしょう。文化祭の準備に汗を流した人も多かったはずです。なつかしい出会い、心温まる様々な交流もあったことでしょう。
  
私は、全国校長会の用務で韓国ソウルの中学校を訪問する機会がありました。その中学校の様子などをごく一部ではありますが紹介し、君達の視野を広げる一助にできればと思います。ただし、これはあくまで、ひとつの情報提供であり、優劣を比較するということではありません。真の国際理解を進めるのに一番大切なことは、互いの違いを認め受け入れる中で、共通点を確認し、互いの向上の道筋を探ることです。一つの事実を、一つの例を全てのこととして決めつけることは、真の相互理解からは最もかけ離れた態度です。

 

ソウルは、韓国の人口約5000万人の中で、1000万人を超える人口を抱える、東京以上の人口集中の都市です。その市街地に3年前に開校された仁王(インワン)中学校を訪問しました。狭い土地の斜面を削って建てた校舎は、相当にコンパクトな作りです。この緑は屋上庭園で、向こうにグランドが見えます。5階建の屋上がそのままグランドにつながっている構造でした。緑豊かな和国の恵まれた環境を改めて実感しました。
   

この学校は 教師が自分の教室を持ち、生徒が時間割ごとに移動する方式を採用したので、生徒はホームベースと呼ばれるロッカースペースを利用します。この方式は、少しずつ広まっているようです。 
階段に英語のことわを掲示していて、なかなかいいアイディアだと感心しました。
 
 
 
 
 
見学した教室では、グループ学習が行われ、教師の与えたテーマに、班ごとに取り組む授業が行われていました。もう気づいた諸君もいると思いますが、韓国の教育電子化は相当に進んでいて、教室の電子黒板は当たり前になっています。
 
  
電子化と言えば、この写真がなんだかわかりますか?毎朝スマホを預かっているのです。韓国でも、携帯電話の扱いについては深刻な問題のようです。
   
今月1日、厚生労働省研究班の調査によって、日本の中高生の中で、ネットへの依存度の高い者の推計数が発表されました。
 518,000名です 
 
依存が強くなると、昼夜を問わずに熱中して睡眠障害が起きたり、生活リズムが不規則になって栄養障害が起きたりするなどの弊害が指摘されています。 
  
 
 
 
中学校訪問の後に、日韓の教育懇談会が開かれ、ネット社会におけるさまざまな教育現場の課題が話題になりました。この点で日本より事態が進んでしまっている韓国からの報告を聞くことができ、「ネット依存」よりももっと厳しい言葉が多く出てきました。
「依存」ではなく「中毒」です。
 
●スマホに夢中になって前屈みになって動いている姿勢から
  スマートフォンゾンビ
 
●時間と空間をさまよう遊牧民のようだということから
  デジタルノマド  (ノマド:遊牧民nomad)
 
●スマホが手の中にいつもないと生きていけなくなってしまう状況から
  手の中の麻薬
 
大変深刻な状況がわかりますが、これは韓国に限って起きていることではありません。

読売新聞によれば、政府は、2019年度までに児童・生徒1人1台の情報端末による教育を目指すなど、学校でのICTの活用を進めようとしています。ICT技術の持つ限りない可能性は、教育分野にも限りない恩恵をもたらすでしょう。しかし、それを有効に生かしていくためには、それを活用する側のしっかりとしたモラル、マナーがますます重要です。
来年度からは、韓国で数年前から実施されている「ネット断食」を、日本でも小中高生を対象にして実施することを、政府は計画しているようです。
 
 
 
 
さて、いよいよ2学期。話を前向きな方向に転換しましょう。
学校が最も華やかに活気づき、君たちが多彩な活動をする2学期です。みづのき祭をはじめとする「和の国文化」が、多種多彩に開花し、エネルギーとパワーに満ち溢れる時です。
  
 
 
今年も和国民の力の結集によって、大きな大きな成果が実ることを確信しています。
大きな成果とは、いつも話している、君たちの「知徳体」の充実ということです。
 
  ◎学びの充実
  ◎国際人としての品格の向上
  ◎心身の健康増進
 
こうした地道なあたりまえ過ぎる目標に真剣に向かい、楽しいだけに終わらない高校生活を送ることが重要です。
 
 
日米通算4000本安打を達成したイチロー選手。日本で1278本、アメリカで2722本のヒットを22年かけて積み重ねてきた偉大な選手からは、数えきれないほどの偉大な言葉が発せられています。
「誇れることがあるとすると、4000のヒットを打つには、8000回以上は悔しい思いをしてきた。それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかと思いますね」
4000のヒットの陰に8000の悔しさ。私たち一人一人の持つヒットの数は違っても、この事実は、誰にでもあてはまる真実です。
 
困難や苦しさ、くやしさをバネにして、もっと先に待つ喜びのためにみんなががんばる。そうした和国の良さを、思い切り、精一杯発揮する2学期にしてほしいと思います。
  
 One day, one discovery.