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埼玉県立和光国際高等学校
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since Dec.13, 2010
茂木健一郎氏講演会
校長室より:茂木健一郎氏講演会                                        
 
 
 
 
茂木健一郎氏講演会
 
 
 
 
                                    
 
  
  
 7月3日、脳科学研究等で御活躍の茂木健一郎氏の講演を聴くことができました。さいたま市のソニックシティで開催された関東高P連(関東地区高等学校PTA連合大会)埼玉大会での記念講演です。テレビ等で拝見する以上に、気さくでやんちゃな少年のような雰囲気にあふれる、楽しい講演会でした。 茂木氏は、御自分でお話しのとおり、席に落ち着いて座ることなく、全身のアクションと大きな手振りで、教育への熱い思い、子育てへの強いメッセージを発し続けました。
  
 まずは、自分が勉強で苦労したことはないこと、成績は1番しか知らなかったこと、偏差値が80台が当たり前だったこと等々、聴く側にはのけぞりそうな、雲の上の話から始まりましたが、そのあっけらかんとした語り口と、後に続くメッセージへの予感と期待から、会場は驚きと笑いはあっても、冷ややかでしらけた空気といったものは全く感じられませんでした。実際、この話は、氏の自慢話で終わるものではありませんでした。
 
 茂木氏の終始一貫のメッセージを大胆不敵にもまとめてみれば、
  ◎偏差値に踊らされるな
  ◎「学ぶ喜び」こそが力
      
 ということだと思います。
 
 楽しく愉快なエピソードを機関銃のように提供しながら、脳科学者の視点から、日本の教育への警告、高校生の親としての参加者への熱いメッセージが語られました。以下に氏のお話の一端を紹介します。
 
自分は塾等の経験は一切ないが、幼い時に、父の紹介で、蝶の研究に詳しい専門家に弟子入りさせてもらったことは大きな経験だった。小さい時に「青天井」に接する経験は、「脳のリミッター」を外す作用があるようだ。
 
◎本は実にたくさん読んだ。小学校6年で1000冊ほど、学校の図書館から5冊借りて、その日に読んだ。

◎専門家に弟子入したこと、本をたくさん読んだこと、この2点が地頭(じあたま)を作ったと思う。
 
塾や予備校のドリルで脳の力は付かない。肥料と農薬ををつぎ込んでいるだけだ。無農薬リンゴの栽培で、映画「奇跡のリンゴ」でも話題の青森の木村秋則さんは、肥料のない森の木があれほど立派に生育する秘密は土なのだと気づいた。土の開発こそが重要である。
 
感動がなければ子供の脳は伸びない。今、「いい高校」=「偏差値の高い高校」になっていないか?教育評論家の尾木さんが、日本の子供の自己肯定感の低さを問題視している。メンタリストのDaiGoさんは、今でも東大の受験に失敗したことにこだわっている。日本の大学生は、大学を就職予備校ととらえている。塾に通う小学生に、「ハーバード大に偏差値なんてない」と言うと驚く。オックスフォード大の入試には、「なぜ植物は歩かないのか」というような問題が出る。物事を根本的に批判して考える力、critical thinkinng が重要だ。
 
日本の教育では、偏差値による受験の力今求められている力とがズレてしまっている。本物の知性に触れ感動することこそが重要だ。
 
◎親の役目は、子供に考えるきっかけ、機会を提供すること

日本の学生は劣等感にさいなまれている。一人一人が個性を持つという認識が必要だ。たとえば、私の落ち着きのなさは切り替えの早さ、集中力の高さとも考えられる
 
すべては「学ぶ喜び」に尽きる。私は、蝶に感動し、アインシュタインに感動することができた。集中と没頭の時間が流れるように過ぎるフロー(Flow)状態が脳内ホルモンであるドーパミンを出す学習時である。
 
どの高校にいても、最高の生活にするのは子供自身。毎日の学び、フロー状態こそが重要。

親である皆さんは、偏差値等の世間の雑音に惑わされず、どっしりとした人生観で子供に接してほしい。