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埼玉県立和光国際高等学校
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since Dec.13, 2010
2学期終業式講話

校長室より:2学期終業式講話            

    

         

   
  
 
2学期終業式講話
 
        
平成24年度2学期が終わります。今振り返ってみて、君たち一人一人にとって、実に様々なことがあった2学期だったと思います。知恵と工夫と協力の文化祭も、力と団結の体育祭も、ずいぶん前のことのようにも思えますが、日々の学習、部活動、委員会やボランティア活動、その他様々な活動を通して、君たちは確実に成長しました。

先ほど行った様々な表彰や発表でわかるとおり、実に多くの活躍や成果がありました。一方、目立たない中での君たち一人一人の努力、挑戦、奉仕の姿勢に対して、私が君たちに贈ったメッセージの数も、君たちの取組の素晴らしさを表しています。2学期だけで830通あまりにもなりました。和国の文化、和の国文化が、着実に花開いていることに、校長として、心からうれしく思います。

今月10日、山中伸弥京都大教授が、iPS細胞の研究開発によってノーベル生理学・医学賞を受賞しました。iPS細胞 induced pluripotent stem cells は、あらゆる細胞に成長する能力を持つ万能細胞の一種で。平成18年2006年に、山中教授のチームがマウスの細胞を使って世界で初めて作製に成功したと発表したものです。患者の細胞からiPS細胞を作り、それをもとに臓器や組織を作ることができれば、再生医療の切り札となると期待されており、まさに後世に残る偉大な研究開発です。

これほどの偉大な成果を残した山中教授が、受賞の翌日に記者団の前で色紙に書いた言葉が「初心」でした。そして「科学者として仕切り直しする最初の朝。待ったなしの仕事がたくさんあるので一生懸命にやりたい」と今後の研究に意欲を見せたのです。さらに、翌日には「ノーベル賞は私にとって過去になりました。メダルはもう見ることもないと思います。これからは、一科学者としてやるべきことを粛々とやりたい。」とも語っています。その颯爽としてシャープな姿勢と、科学者としての大きな使命感は、実にさわやかで感動的でした。

この山中教授が、アメリカ留学時代に恩師から教わった言葉がVWです。
Vはvision、Wはwork hard、「展望を持って一生懸命がんばる」というごくシンプルなものですが,、目標、展望を持った努力の大切さを確認する言葉です。実際、アメリカから帰国してからの日本の研究環境は、決して恵まれたものとは言えなかったようですが、教授はそれにめげずに、研究を続ける環境を見つけ、偉大な成果へとつなげたのです。これからさらに新たな研究の道を進もうとされているエネルギーの基本は、
「ips細胞を医療の分野で役立てる」という明確なvisionなのだと思います。

今年から、「和国アカデミア」という教養講座を始めたことは君たちも知っていると思います。
君たちのvision形成の手がかりとして、高く広く遠い視野へのヒントを提供しようという企画です。
国際、科学、言語、生き方の4つのチャンネルを設定して、今までに3回講座を開きました。
第1回が7月に世界銀行のスタッフ、第2回が11月に理研の宇宙物理科学者、そして、昨日がNHKアナウンサー後藤繁栄氏でした。

後藤氏の講演は、人とのコミュニケーションのために重要なのは、相手を受け入れ肯定すること肯定し合う関係の中でコミュニケーションは更に深まっていくというお話を、優しく、穏やかに、熱を込め、そしてユーモアたっぷりに話され、また、あいさつの大切さも強調されました。参加した生徒諸君も、実に積極的に講演に耳を傾け、すばらしい質問を次々と発しました。
次回は、和光市長をお呼びし、若者にかける大きな期待を熱く語っていただくつもりです。

さて、冬休みに入り、3年生は、センターに続く入試本番への勝負の時、1・2年生は、進路実現に向けて、自分をごまかさずに正面から本気を出す時です。今年からは、2学期の成績が出て、自分の課題も明確に認識できるようになったはずです。これからの日々を、有意義に送るために、自分を見つめ直す絶好の機会ととらえてほしいと思います

楽しいだけに終わらない高校生活。高い志、達成までの努力、共に励む仲間、このキーワードをもう一度思い起こし、山中教授の高潔な姿勢に習い、VW Vision Work Hardで引き締まった日々を送りましょう。

来年8日に元気な顔でまた会おう。