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埼玉県立和光国際高等学校
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卒業式式辞                        
                                  
 

平成23年度 第23回 卒業式 式辞

 
         
例年を越える寒さの日々にあっても、桜の蕾はかすかに膨らみ始め、胸躍る春の躍動の足音が感じられます。

この佳き日に、多数の御来賓、保護者の皆様の御臨席を賜り、第23回卒業証書授与式が盛大に挙行できますことを、心から感謝申し上げます。

319名の卒業生の皆さん、卒業おめでとう。そして、深い愛情でお子様を見守られ、支えていただいた保護者の皆様、お子様の御卒業、誠におめでとうございます。

皆さんは、本校の国際高校としての特色ある教育の中で、日々努力を重ね、仲間と支え合い、充実した高校生活を送ることができました。毎日の授業の学習はもとより、資格検定や受験勉強、学校行事、部活動、生徒会活動、国際交流、海外研修、ボランティア活動など、数え切れないほど多くの活動に取り組んできました。私が3年生の皆さんに贈ったメッセージの数は、530通にもなりました。他のどの高校にも負けない多彩で豊かな高校生活を送った皆さんに、心からの敬意を表します。

高校生という最もしなやかで感性豊かな人生のステージにおいて、皆さんは、未曽有の大災害、歴史に永遠に刻まれる大転換点であった東日本大震災に遭遇しました。被災された皆様には、改めて心よりお見舞を申し上げます。

言葉を失う大きな悲劇と苦しみから必死に立ち上がる努力を続け、秩序を守り助け合う日本人の姿は、世界からの称賛を集めました。あまりにも大きな犠牲の上に立ちながらも、私たちは、絆の大切さ、日本人の強さ、世界との連帯を実感し、我が国の未来への希望を見出そうとしています。

世界の人口が70億を突破する一方で、日本の人口は減少傾向を示し、皆さんが50代となる今世紀半ばには、世界の人口は90億を越え、日本の人口は1億を割ると予想されています。世界に対する日本の人口の比率は、現在より大幅に縮小することになります。かつては日本が断然先頭を走っていた様々な産業も、グローバルマーケットの進展で各国間の競争は激化し、新興国が著しいスピードで成長を続けています。

こうした様々な変化に的確に対応し、誇りある日本人として、アジア人として、国際人として、自立した存在として生きていくことが皆さんには課せられています。 

変化に的確に対応できる確立された自分を持つためには、自分が本当にするべきことは何か、本当にしたいことは何か、本当に正しいことは何か、今していることがそれと合致しているか、自分の心からの真実の声と、常に対話することが必要です。目の前にある困難にごまかされず、本当の自分の声を誠実に聞き、自分に責任を持って行動していくことが重要です。

坂村真民という詩人の詩に
「一番恐ろしいのは、自己との妥協だ。」
という一節があります。
「木が美しいのは、自分の力で立っているからだ。」
という一節もあります。

無節操なその場しのぎではなく、確固たる自己を前提としながら、しなやかにたくましく変化に対応する、そうした高度な能力を身に付けることが、皆さんには求められています。

It is not the strongest of the species that survives,
nor the most intelligent that survives.
It is the one that is the most adaptable to change.

 「生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知的なものでもない。
 最も変化に適応できる種が生き残るのだ。」
ダーウィンの言葉です。

皆さんは、日本の復興の力となる存在です。日本の力を世界に示す架け橋となって、国際社会で活躍する人材です。数々の歴史的困難を乗り越え、再生、復興を続けてきた我が国のこの上なく貴重な宝です。皆さんが、日本の明日を担う柱となるべく、毎日毎日を新たな一日とし、日々前進していくことを心から願っています。

皆さんにこれを言うのは最後です。
 
One day, one discovery.

結びに、本日御臨席の皆様の御多幸を御祈念申し上げますとともに、卒業生並びに在校生に対して引き続き温かい御支援をお願い申し上げ、式辞といたします。


平成24年3月10日

                     埼玉県立和光国際高等学校長 亀卦川 誠也