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埼玉県立和光国際高等学校
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since Dec.13, 2010
全校集会(1月)講話
全校集会(1月)講話
                                           
                                             
全校集会(1月)講話
 
 新年おめでとう。軽々しく「めでたい」と言い合う状況にはない今の日本ではありますが、しかし、新しい年の始まりを節目と捉え、厳かな気持ちで意欲と期待を込めて年の始まりを祝うという習慣は、我が国の素晴らしい誇るべき伝統です。

 平成24年は、復興元年とも言われます。私たちは、想像をはるかに超えた大きな災害によってもたらされた悲しみを忘れず、試練に立ち向かう覚悟を持って、新しい出発をしていかなければなりません。昨日は至上最少の122万人が成人式を迎えましたが、例年以上に、社会への貢献、日本を元気にという抱負を語る新成人が多かったようです。

 東京大学地震研究所が今年4月から、巨大地震や津波という複合災害を総合的に予測するシステム開発に乗り出すことになりました。震源域ごとの巨大地震・津波の発生パターンを分析して被害を想定し、住民の避難につなげることを目指すものです。こうした総合的な予測には、膨大な量のデータによるシミュレーションが必要で、今までのシステムでは実現できなかったものです。この膨大なデータを演算処理できるのが、スーパーコンピュータ「京」です。国の第3期科学技術基本計画の中で、「国家基幹技術」として位置づけられて開発された最先端のコンピュータです。平成21年の事業仕分けで話題にもなり、覚えている人も多いでしょう。2か月前の昨年11月14日、県民の日に、世界のスーパーコンピュータの性能ランキングで首位の座を維持したことが発表されました。京とは10の16乗、1兆の1万倍、英語でten quadrillion、聞いても想像できない数字ですが、スパコン「京」は1秒間に1京回の演算ができるのだそうです。この世界一の演算速度を誇る「京」に、地域のそれぞれの建物の形や構造のデータなど、様々な大量の具体的データを入力し、地域全体の建物被害を計算し、道路網の想定、津波襲来時の住民の避難予測にも反映させるというものです。我が国の英知を集積させてこのシステムが完成し、「想定外」という言葉を二度と聞くことのないように、期待したいと思います。

 さて、このスーパーコンピュータの開発は、富士通と理化学研究所、理研が手がけています。「京」の開発本部自体は神戸にありますが、和国のすぐ近所、国道254と外環道の交差点にある理研和光研究所は、科学の全分野を網羅する基幹研究、脳科学や原子核の研究と、我が国の科学技術研究をリードする最先端の研究所です。最高レベルの知の集合が、本校のすぐそばにあるということは大変幸運なことだと思います。3年生の総学では、理科を選択した生徒が、理研の見学を毎年行っていることを知っていましたか? 


 和国の周辺は、自衛隊の朝霞駐屯地、樹林公園など広大な敷地と豊かな自然に囲まれているだけでなく、車、バイク、ロボット、小型ジェット機の研究開発を行うホンダ技術研究所、裁判官の研修や司法修習生の修習を行う司法研修所、国税の職員が研修する税務大学校、労働行政に関わる職員が研修する労働大学校など、様々な機関が集まっている「知」の集積地になっています。

 前回の集会で、私は、「和の国文化」を高め、それを共有し、さらには外にも広めようと話しましたが、その「和の国文化」を高める方策のひとつとして、外部との連携高校の学習を越えたより高い次元との連携が必要だと考えています。

 本校は、国際高校として、国際理解に関わる講演会や国際交流の場を設けています。また、上智大学と連携してCLILという新しい英語教育の実践を、日本で唯一行っています。学習院女子大学日本歯科大学から先生をお招きして専門にもとづく理科の授業を行っていただいています。こうした取組をもっと発展させ、より多くの生徒がそうした学びに触れられるように、様々な機会を提供しようと考えています。そうした学びの経験が、教養を備えた国際人、常に学び続ける教養人への道につながると思うからです。

 今、3年生の多くは、センター試験がすぐそこまで迫り、目下の受験で、緊張と不安の毎日で、教養どころではない心境かも知れません。しかし、何かに真剣に向かうとき、緊張と不安がないことはあり得ません。皆同じ環境であるという気持ちを保ちながら、最後の最後の一瞬まで、努力してください。君たち3年生のがんばる姿は、1、2年生にとってまぶしくもあり誇らしくもある存在です。今ここで、全員が、自分の目標を確認してみましょう。目標は、その実現に向かって努力する道筋が明確でなければ、目標とは言えません。勉強のこと、部活のこと、進路のこと、その他どんなことでもかまいません。今、全員ひとりひとりで、自分の心の中で、私に向かって目標を言ってみてください。そして、その実現のために何をするのか言ってください。

 沢選手、佐々木監督が、世界の最優秀選手、監督に選ばれました。先ほどは、石井さんのスピーチコンテスト全国2位の表彰を行いました。新たなスタートを切る私たちに、大きな励ましとなる明るいニュースです。

 多くの尊い命が失われたという事実の上に、こうして平穏な生活ができている私たちは、生きているということ命を与えられているという今を真摯に受け止め、誠実で真剣な生き方を追求していかなければなりません。
 We were born this way.  自信を持って新しい年に臨みましょう。