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埼玉県立和光国際高等学校
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since Dec.13, 2010
後期始業式講話
後期始業式講話
                                                                                                     
 
 
後期始業式講話
 
  
 平成23年度後期が始まりました。先日の終業式で話したとおり、集中の秋、充実の秋、飛躍の秋です。君たちの大いなる成長と「和の国」文化の発展に期待しています。

 その終業式の前日の9月26日、ケニアの元環境・天然資源省副大臣、ワンガリ・マータイWangari Maathaiさんがこの世を去られました。彼女が、環境保護、民主化、女性の地位向上などの運動に精力的に活動しノーベル平和賞を受賞した偉大な女性であることは君たちも知っていると思います。ワンガリさんは、東アフリカの女性で初の博士号を取得した優秀な生物学者でしたが、開発の名のもとに破壊されていく自然や、疎外されていく人々の姿を見て、環境保護活動に踏み出した人です。「グリーンベルト運動」というこの活動は、貧困に苦しむ女性を中心に、のべ約10万人が参加し、わずか7本から始めた植林が、アフリカ全土でなんと4000万本以上の木を植える実績に広がったのです。

 彼女が私たち日本人に大変身近な存在であるのは、皆さんが知っているとおり、 MOTTAINAIキャンペーンの展開です。ノーベル賞受賞の翌年の2005年、平成17年の来日の時に「もったいない」という日本語と出会いました。私たちが何気なく使っていた言葉が、3つのR:Reduce(削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再生)を一言で表す言葉であり、さらには、命の大切さや、かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬)の念という意味も込められていることを知り、世界の共通語としてMOTTAINAIを広めることを提唱しました。「もったいない」をこれほど高く意味付けたことで、日本語のひとつの言葉が世界をつなぐ次世代へのメッセージとなったことを私たちは誇らしく感じます。自国のものが他からの視点によって新たな価値を見出すことは、異文化交流のひとつの柱です。

  私たちも、ワンガリさんの志を引き継ぎ、MOTTAINAIの心を地球規模で持ち続けなければなりません。文化祭、体育祭での君たちのエコの取組や節電の取組などは、まさにその実践そのものです。また、毎日の生活の中でMOTTAINAIがないか、総点検する姿勢を持ち続けることが大切です。そしてさらには、MOTTAINAIの観点を、単に、資源の無駄使いや金銭の無駄使いのチェックという意味で捉えるだけではなく、私が終業式で話した自己の客観的な分析という意味でも捉えてほしいと思います。

 たとえば時間についてです。1日24時間を貴重なMOTTAINAIものとして有効に使っているか、高校生という段階のこの一瞬一瞬を、二度と来ない大切なものとして無駄に過ごしていないか、今与えられている時間を点検することは大変重要です。
 
 人とのつながりという観点もあります。自分の周りの人たちとの関係を、MOTTAINAIものとして受け止めているか見直してみましょう。一生続く家族という関係、自分を導いてくれる先生方、共に学び、競い、励まし合う仲間、先輩や後輩、様々な場面で出会う様々な人々との出会い、こうした人と人とのつながりをMOTTAINAIの心で再認識しなくてはなりません。

 そして、何よりもMOTTAINAIのは自分です。今、自分の持つ力やエネルギーを出し切っているか、自分の可能性を最大限に利用しているか、自分のやりたいことにまっすぐ立ち向かっているかをしっかり見つめ、分析できるのは自分しかいません。

 英語には「無駄」を表すwastefulという語がありますが、MOTTAINAIがそれと大きく異なるのは、「ありがたい」「無駄するには惜しい」という肯定的な意味を持つことです。君たち一人一人が、今置かれた環境を、「ありがたい」、「無駄をするわけにはいかない」、「MOTTAINAI」ものとして認識し、張りのある充実した生活を送ることを期待しています。

 もう一度繰り返します。集中の秋、充実の秋、成長の秋です。